テンピュールは口コミ通り腰痛が悪化する?【実体験】嘘か本当か確認した
(スリープカウンセラーがいる東急ハンズのテンピュール売り場)
高反発マットレスとは違い、フワッとした寝心地の良さで人気を集める【低反発マットレス】
特に低反発マットレスと言えばテンピュールを思い浮かべる方も多いと思います
テンピュールはもともとNASAに提供していたウレタンフォームを使って寝具を作っており、世界で唯一NASAより認定技術のロゴの使用を許可されたマットレス、ピローブランドです
マットレスと枕の売り上げは世界一(2011年)と言う事もあって憧れの寝具メーカーの一つですよね
テンピュール・シーリー・ジャパン有限会社(代表:キム・モーテンセン 本社:神戸市中央区)は、テンピュールぺディックインターナショナル(レキシントン、ケンタッキー州)の2011年の日本を含むグループ総売上が、マットレス&ピローのメーカーとして売上世界1位となったことを発表いたします。
(テンピュール公式サイトより)
ただ、テンピュール素材と言う言い方をしていますが、ウレタンフォームから作られており、他のウレタンフォームマットレスと素材自体は同じです

商標登録の関係上他のブランドはテンピュールと言う言葉を使用できず、素材目のウレタンフォームと言う言葉を使用しています
ウレタンフォームは素材は同じでも発泡の仕方や質が違いますので素材自体は同じでも粗悪なマットレスからテンピュールの様に品質の高いマットレスまで幅広くあります
⇒ウレタンマットレスのメリット・デメリット詳細とおすすめ商品特集へ
つまり、【ウレタン=良い】と言うわけでも【ウレタン=悪い】と言うわけでもなくそのメーカーの技術がどれだけ高いかが大切
中にはウレタンに混ぜ物をしてコストを下げようとしているメーカーもありますからね…
今回はしっかりとスリープカウンセラーの方がいる大阪心斎橋の東急ハンズ寝具売り場に行ってテンピュールをしっかりと体験してきました♪
ココの寝具売り場はエアウィーヴ、マニフレックスなどの高反発マットレスも置いており、しっかりと寝比べる事が出来ます
腰痛改善の為にどの寝具が良いのか?と言う事も専門家の方に話を聞く事が出来るのでおすすめですね♪
テンピュールは腰痛持ちにお勧め出来るのかを専門家に単刀直入に聞きました!
テンピュールと言うと多くの方がイメージされるのは低反発マットレスと言う事
一時期に比べると低反発マットレスの人気は落ち着きましたが、それでもその寝心地の良さから人気は高いようです
(二階から卵を落としても割れない!みたいなTVショッピングって良くありましたよね(笑)
ただ、最近は腰痛持ちの方には低反発ではなくて高反発マットレスが良い場合が多い事が分かってきた為
『腰痛持ちにはテンピュールは悪いのでは?』
『低反発マットレスを使って腰痛が悪化した!』
と言った口コミも聞くようになってきました
スリープカウンセラーの方に腰痛持ちの方にテンピュールは人気がある??と聞いてみました
先ほども言いました様にココの東急ハンズにはスリープカウンセラーの方が常駐しています
スリープカウンセラーは東急ハンズの店員さんなのでそれぞれのブランドの特徴を比較して教えてくれます
また、ブランド側の人間ではない為、中立的な意見を聞く事が出来るので良いんですよね
当然、メーカーの店舗にも行った事もありますが、当たり障りのない答えが多かった…
私が相談したのは
『結局、低反発マットレスと高反発マットレスはどっちが腰痛持ちに人気があるんですか??』
と言う事
当然、スリープカウンセラーとは言ってもお医者さんではありませんし、医学的な事は言えません
腰痛に効くからとかそういう話は出来ないのは分かっています
その上で聞いてみたのですが、帰ってきた答えを要約すると
- 腰痛持ちの方に人気があるのはやはり高反発マットレス(その売り場では)
- 三つ折りは利便性が高く人気だが、耐久性、体圧分散、厚みなどを考えると一枚物がおすすめ
- 人によっては寝た瞬間に『腰に悪い』と判断される方もいるが2週間位は使って見て判断した方が良い
- 高反発か低反発で悩んだら高反発をお勧めしている
(理由は高反発であれば後で超薄型の低反発マットを重ねたり調節できるが、逆は難しい為)
大体こんな感じの答えでした♪
低反発は腰痛持ちにお勧めできない?の記事でもまとめていますが、やはり腰痛持ちの方には高反発マットレスを薦める事が多いようですね
非常に丁寧に教えていただいて、10種類以上のマットレスに試し寝してみました
1つのマットレスに付き5分位寝ていたので結局売り場に1時間以上いた様な…(笑)
三つ折りタイプもあるんですね♪
体重の重い(80㎏台)友人も試し寝(笑)
テンピュールの中で最もいいと思ったのは【敷布団タイプ】のこれ
スタイリッシュなデザインで他のブランドと比べると見た目が一番好きですね♪カッコイイ
テンピュールの価格帯
高級マットレスメーカーと言うイメージが強いテンピュールですが、3万円くらいのトッパーマットレスもありました(1枚と言うよりも重ねるタイプ)
⇒トッパーマットレスの特徴とメリットデメリットの詳細へ
ただ、やはりエアウィーヴ同様7万円位(布団タイプもこれ位の値段です)~20万位の物が最も多い価格帯なのでかなり強気のお値段です
腰痛持ちの管理人の体感
実際に腰痛持ちの管理人(身長171㎝、体重62㎏)がテンピュールと他の高反発マットレスを比べてみて感じるのは…

『僕には合っていない』
と言う事
正直、寝たてすぐに感じました
スリープカウンセラーの方も自分に合っていないマットレスだとすぐに『あっコレは腰に悪い』と言われるとの事でしたが、すごく分かります(笑)
寝心地が良いと言う感覚もフワッとしているので意味が分かるのですが、腰痛持ちの私にはその感覚が逆につらい…
ただ、体圧分散はかなりいいと感じたので体重が軽い女性の方ならテンピュールもいいかも知れません
後は、テンピュールでも反発力が高いタイプ(ニュートン値は不明)なら良いのかもしれませんが、それであれば初めから高反発マットレスを買います
テンピュールと迷っている方は返品制度を利用するのもあり♪
実はテンピュールはモットン(90日返金制度)や雲のやすらぎ(100日返金制度)と同じように寝具業界では珍しい60日の返品制度を用意しています
(アウトレット品、店舗によって実施していないなど条件が細かいので公式サイトでチェックする必要はあります)
私の様な一般的な消費者からするテンピュールの様な高価なマットレスは本気で納得できないと買えません(と言うか納得しても買えないかも…泣)
返品制度ではなく保証は付けているところが多いのですが、腰痛持ちとしては悪化したらそれ以上使えなくなりますので返品制度は助かりますね
腰痛持ちは一番初めにテンピュールを選択するべきではない
ただ、実際はテンピュールも反発力が弱いタイプから強いタイプまでありますし、ベッドマットタイプから布団タイプまで様々あります
でも、問題は他の物と比較しにくくて反発力の強さも分かりにくいと言う事
通常、ウレタンフォームはニュートン(N)と呼ばれる数値で表されます
60N以下が低反発、110N以上が高反発とされていて、体重によってこの数値を考えるのが分かりやすいのですが、テンピュールにはこの表記がありません
消費者庁はウレタンフォームマットレスには表記する事を義務付けていますが、テンピュールは独自素材で商標を取っているからなのか私が確認したところ表記がありませんね
これだと、実際に寝てみないと分かりません
と言うか店舗で寝るだけでは寝心地の部分しか分かりませんので腰に負担をかけにくいのか?と言う点は判断しにくくなります
実際に寝心地はお店の雰囲気もあって良く感じましたが、5分位では何とも言えないですね

『結局、腰痛持ちにテンピュールはお薦めできる?』
のかと言うと、一番初めに使うべきではないと私は思います
理由はスリープカウンセラーの方が言われた事と私の体感からの率直な意見です
ただ、返品制度もありますので寝た瞬間の感覚で良いと思われる方、費用に余裕のある方は良いかもしれませんし、トッパータイプは高反発マットレスに寝心地をプラスしたい時に良いかもしれません
後は、テンピュールはニュートン値の記載がない為、選びにくいのも気になります
寝心地だけで選ぶとしばらく使った時に後悔する事があるのでその辺も踏み切れない部分なのかなと感じました
返品制度があるのは嬉しいのですが、腰痛持ちの方はやはりマニフレックスやモットンなどの高反発マットレスでコスパが良いメーカーが失敗が少ないと思います
共に価格帯としては4~6万円位が相場で10年程度の耐久年数とされているのでコスパはかなり良いですよね^^
今回は【腰痛持ちの方にテンピュールはお勧めか?】と言う視点でリサーチしたので、決してテンピュールを批判しているわけではありません
当然、寝心地や体圧分散には非常に優れたマットレスである事は間違いありませんので寝心地を重視する人にとっては最高のマットレスメーカーの一つになると思います♪