低反発マットレスおすすめランキング※ニトリの人気はどれ?寿命や手入れの方法もまとめました
一時期のブームほどではありませんが、フワッとした寝心地が特徴の低反発マットレスは今でも根強い人気
少し前まではトッパーマットレス(既存の寝具に重ねて寝心地を調節するタイプ)が主流でしたが、今は低反発ウレタンと高反発ウレタンを組み合わせ1枚でも利用できるハイブリッドタイプも人気
通気性はファイバーマットレス(洗えるマットレス)やポケットコイルマットレスよりも劣りますが、その分コストが安く、体圧分散性優れる低反発マットレス
この記事では低反発マットレスの特徴や選び方に加えておすすめの商品をまとめています
低反発マットレスが気になっていると言う方は是非参考にしてみてください♪

包み込まれる様な感覚で寝る事が出来る低反発タイプは寝心地を最重要視する方に特におすすめですね♪
低反発マットレスの特徴(メリット・デメリット)と高反発との違い
低反発マットレスはNASAで宇宙船の為の緩衝材として開発されたウレタンを寝具に転用したもので世界的マットレスメーカーのテンピュールが元祖と言われています
現在では非常に多くの国内外のメーカーが低反発ウレタンを使用した寝具を発売しており、独自に凹凸加工や通気性を上げる工夫など行っています
また、低反発マットレスの定義はウレタンの硬さが75N(ニュートン)未満の商品を指しています
※N(ニュートン)はウレタンの反発力(硬さ)を表す数値
(参考:家庭用品品質表示法(消費者庁))

低反発マットレス=柔らかいと言うイメージだと思いますが、具体的にどんなメリット・デメリットがあるのかまとめてみました
低反発マットレスのメリット(長所)
- 体圧分散性が高く体にフィットする
- 寝心地が柔らかい
- 冬場でも暖かい
- 安く手に入るものが多い
- 手足のしびてを軽減する
低反発マットレスの最大の特徴は柔らかな寝心地と体圧分散性の高さにあります
マットレスが硬すぎると寝返りの回数が増えてしまい、熟睡しずらくなってしまいますが、低反発マットレスを重ねて使用する事で柔らかく調節する事が出来ます
また、体にフィットし熱を逃さない為、冬場でも暖かく眠る事が出来ます
後は基本的にトッパータイプ(重ねて敷くタイプ)が主流なので比較的安価な物が多く、手軽に寝心地を変える事が出来るのもメリットの一つ
利用している寝具が硬く寝心地が悪い、朝起きた時に体の節々が痛いと言う方は低反発マットレスで調節してもいいかもしれません
低反発マットレスのデメリット(短所)
- 通気性が悪く、蒸れやすい
- 腰部が沈み込みやすく、腰に良くない場合がある
- 温度による変化を受けやすい
冬場でも暖かい反面、低反発マットレスは通気性が悪いので蒸れやすいのがデメリットです
品質が高い低反発マットレスは通気性を上げる加工が施されているのですが、それでも体にフィットする性質を持っている以上どうしても通気性は悪くなります
敷パッドなどでも調節は出来ますが、たっぷり寝汗をかいた状態で放置するとカビが生えやすく、湿気がダニを引き寄せる可能性もあります
また、低反発マットレスは反発力が低い為、体重が軽い方でないと腰部やお尻などが沈み込み過ぎ、腰痛の原因になる場合もあります
トッパーマットレスを利用して下のマットレスが硬い場合であればそこまで心配はないのですが、1枚で低反発マットレスを利用する場合は腰痛持ちの方は避けた方が無難です
後は温度変化に弱い性質をもっており、夏場や柔らかく、冬場は硬くなる傾向がありますので季節によって寝心地が変化するのもデメリットと言えます
腰痛対策の為にマットレスを探している方は【高反発マットレス】、または低反発と高反発のハイブリッドタイプがお勧めです
腰痛マットレスに関しては以下の記事でまとめています

どんな種類のマットレスでもメリット・デメリットがありますので特徴を踏まえて自分に合っているかどうかを判断したいですね
個人的には低反発マットレスはトッパータイプで寝心地を柔らかくするタイプか上層部が低反発、下層部が高反発で支えられているハイブリッドタイプがお勧めだと思います
また、高反発マットレスと低反発マットレスの違いを詳しく知りたいと言う方は以下の記事で詳しくまとめていますので参考にしてみてください
低反発マットレスの選び方

ここからは低反発マットレスを選ぶ際に気を付けたいポイントをまとめています
耐久年数が長い(密度が高い、保証期間が充実)
品質によりますが、体の形に合わせて大きく形状変改する低反発マットレスは基本的に耐久性が低く、ヘタりやすい傾向にあります
特に激安系の低反発マットレスの場合は数か月、早い物だと1ヶ月程度でヘタッてくる事も珍しくありません
初めは寝心地が良いと感じていてもヘタる事によって底付き感が出てしまい、寝心地が悪くなったり、腰痛に悪い影響が出る場合もあります
つまり、低反発マットレスは他のマットレス以上に耐久性の高さに注目する事が大切
【ウレタンマットレス】はウレタンの密度によってある程度耐久性を測る事が出来ます
D(kg/㎥)と言う数値で表される密度ですが、出来れば30D以上が理想的
※30D以上の耐久年数の目安は5年程度
また、密度の記載が無い場合は事前にメーカーに問い合わせましょう
メーカーによっては密度のデータが無い所もありますが、ウレタン素材の場合は密度は問い合わせると教えてくれます
後は、保証期間が長い物はそれだけヘタりが少ないと言う証拠でもありますので、密度が高いか保証期間が長い(3年以上)かどうかは事前にチェックしておきましょう
厚みは用途(1枚利用、重ね敷きなど)に合わせて選ぶ

低反発マットレスは他のマットレスの素材よりも深く沈み込みやすいので利用の用途に合った厚みの物を選びましょう
(~5cm)重ね敷きならトッパータイプ
低反発マットレスで特に人気なのが既存のベッドマットレス等に重ねて敷くトッパータイプ
既存のマットレスがある分、厚みは5㎝程度あれば低反発特有の体圧分散性を感じる事が出来ます
トッパーマットレスは薄い分値段も安くなりますので、買い替えを考えてはいないが寝心地を変えたいと言う方にお勧めです
(10㎝前後)3つ折りの場合は厚みが十分にあるものを選ぶ
来客用や部屋のスペースを有効活用する為に3つ折りマットレスを探している方は10㎝前後の厚みがあるのがお勧めです
薄すぎると底付き感が出てしまいます
(10㎝~)1枚利用のおすすめはハイブリッドタイプ
低反発マットレスを1枚で利用するなら最もおすすめは上層部が低反発、下層部が高反発ウレタンで作られているハイブリッドマットレスがお勧めです
ハイブリッドタイプは厚みがしっかりとある物がほとんどですし、下層部の高反発ウレタンによって身体が沈み込み過ぎるの防いでくれるため、低反発ウレタンだけだと体が合わない(体重が重たいので)方にもお勧めできます
低反発の寝心地は好きなんだけど、腰痛が心配と言う方でも試す価値は十分あります
ただ、ハイブリッドタイプは価格が高めなので返品制度などがある商品から試すのが失敗が少ないですね
お試し制度の有無
低反発マットレスだけに限りませんが、お試し制度がある寝具は自宅でしっかりと試す事が出来ます
もちろん、商品の品質が低い物をあえて試す必要はありませんが、100人中100人が合うマットレスはありませんので試せるのは大きなメリットです
低反発タイプで有名どころだとテンピュール、コアラマットレス、トゥルースリーパーなどが返品制度を設けています
通気性を良くする為の工夫がなされているか
低反発マットレスのデメリットの一つが通気性の悪さ
ただ、同じ低反発マットレスでも商品やメーカーによって通気性は異なります
ファイバーマットレスの様に通気性を確保できるワケではありませんが、コアラマットレスのクラウドセルの様に従来のウレタンよりも通気性をアップさせている商品やテンピュールの布団でラックスの様に凹凸加工を施しているタイプは低反発マットレスの中でも通気性が良いですね

全てを100%満たす低反発マットレスはそう多くありませんが、特に耐久性や厚みには気を付けて選ぶようにしましょう
低反発マットレスおすすめランキング
コアラマットレス
価格 | 70,000円~ |
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サイズ展開 |
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タイプ |
※厚み23㎝ |
備考 |
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まだ日本に上陸して間もないオーストラリアのマットレスメーカーのコアラ・マットレス
2層構造になっており、上層部は低反発、下層部は高反発になっています
体圧分散性が非常に高く、耐久性も抜群なので少し高めですが、おすすめできるマットレスです
1枚で利用するベッドマットレスタイプなのでベッドフレームやすのこベッドなどが必要になります
エコヘルスシリーズ(エムリリー)
価格 | 9,979円~ |
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サイズ展開 |
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タイプ |
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備考 |
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エムリリーのエコヘルスシリーズは優反発シリーズと並んで人気のマットレス
優反発よりも柔らかい低反発を利用した2層構造(下層部が高反発)なので体圧分散性だけでなく体を支えてくれる感覚があります
トッパータイプから3つ折りタイプまで種類が豊富なのも嬉しいですね
テンピュールフトンデラックス
価格 | 54,990円 |
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サイズ展開 |
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タイプ |
※厚み7㎝ |
備考 |
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低反発マットレスの元祖のテンピュール
お値段は安くありませんが、トッパータイプだけでなくベッドマットレスや日本の住環境に合わせたこのフトンタイプがあり、敷布団としても利用できます
畳の上などでは1枚でも利用できますし、トッパーとしても利用可能です
また、驚きなのが80D前後と言う密度の高さ
公表していないので問い合わせたのですが、全商品の平均が80D前後で耐久性はピカイチだと言えますね
トゥルースリーパープレミアケア
価格 | 26,784円~ |
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サイズ展開 |
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タイプ |
※厚み5㎝ |
備考 |
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日本で一番売れている?低反発トッパーと言えばトゥルースリーパー
TVショッピングなどで非常に人気があり、口コミ評価も高いです
ただ、密度に関しては記載が無く問い合わせたところ公表していないとのことなので耐久性の面でこの位置とさせて頂きました
お試し制度はありますので気になる方は気軽に利用できます
ニトリ低反発ウレタンマットレス(フルム)
価格 | 19,900円~ |
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サイズ展開 |
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タイプ |
※厚み19㎝ |
備考 |
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お値段以上のニトリさんで人気の厚みのある低反発マットレス
こちらも密度の記載が公式サイトに無かったので問い合わせたのですが、分からないとの回答でした…
ただ、保証期間が5年とかなり長めなので耐久性は高いと思いますし、2層構造でこの値段はコスパが良いと言えます
低反発マットレスの手入れの注意点・Q&A
低反発マットレスの基本的な手入れの方法
他のマットレスと基本的には扱いは変わりませんが、通気性が悪い低反発マットレスを直置きする場合には以下の注意が必要です
- 直置きの場合は敷きっぱなしにしない
- 除湿シート、すのこベッドなどを利用する
- 風通しのいい場所に定期的に立て掛ける
トッパータイプの場合でも上記の様な対策や手入れを行うと長く使用できるのでお勧めです
布団乾燥機は低反発マットレスで使用できる?
ウレタンは熱に弱い性質を持っており、特に高反発よりも熱の影響を受けやすい低反発の場合は布団乾燥機はお勧めできません
形が変わってしまうと本来の体圧分散性や寝心地を得られなくなってしまいます
低反発マットレスの捨て方・処分方法
ウレタン素材はコイルスプリングなどのベッドマットレスと比べると処分は手軽に行う事が出来ます
- 自分で細かく切って家庭用ごみとして出す
- 状態がかなり良い場合はリユースや無料引き取りも可能
- 自治体の粗大ごみとして出す
- 不用品買取り業者を利用する
- ゴミ処理施設に持ち込む
かなり状態が良くなければ無料引き取りや買取は難しいですが、家庭用ごみに出す場合は無料で処分する事が出来ます
他には粗大ごみも1,000円程度で処分できる業者がほとんどですし、引っ越しなどで車を利用する場合はゴミ処理施設に持ち込んでもいいかもしれません
不用品買取業者の場合は費用が高くつく事が多いですね
マットレスの処分方法の詳細は以下の記事でもまとめています
腰痛持ちには低反発はおすすめ出来ない?
【腰痛マットレス】の記事でもまとめていますが、反発力が弱く腰が沈み込む可能性の高い低反発マットレスは腰痛持ちにお勧めできません
ただ、硬すぎると感じるマットレスを利用している時のトッパーを利用しての調節や体重がかなり軽め(~40kg)の方であれば低反発でも腰痛が緩和される可能性はあります
また、体圧分散性が高いので高齢者の床ずれ(褥瘡)対策にはマットレストッパーはお勧めできます
今の寝具を活かす場合はトッパーとなりますが、買い替える場合は少し硬めのマットレスをベースに考えると後々敷パッドやトッパーで調節できるので失敗が少ないですね
低反発マットレスのダニ対策
ウレタンマットレスはもともとダニがつきにくい素材ですし、防ダニ加工が施されているマットレスだと安心です
布団乾燥機によるダニ退治が出来ない為、ダニ取りシートやスプレーが手軽でお勧めです
低反発マットレスは洗濯やクリーニングが可能?
ウレタンマットレスは基本的にクリーニングが不可ですが、専門店で引き受けてくれるお店もあるようです
ただ、低反発タイプは特に洗濯が難しい為、基本的にはぬれタオルなどで汚れをふき取る等しかできません
カビが生えない様に定期的に手入れを行う事と敷パッドなどで汚れを予防するのが大事になってきます

マットレスは安い買い物ではありませんので出来るだけ失敗しない様にしたいところ
低反発マットレスを検討している方の参考になれば幸いです