マットレスの寿命は?へたり・買い替え・各社の寿命を比較
高反発マットレスを選ぶ際、重要な基準の一つとなるのがマットレスの耐久性(寿命)で激安系のマットレスを購入しない方が良い理由の一つが耐久年数が短い事にあります
腰痛マットレス比較記事では最低でも5年~10年以上の耐久年数がある高反発マットレスを載せていますが、耐久性が低いと
- コスパが悪くなる
- 腰痛が悪化の原因になる
激安系のマットレスをついつい購入してしまう方は年単位で考える事が大事
10,000円で一年持たずにヘタってしまう物よりも5万円で10年程度持つマットレスの方が圧倒的にコスパが良いですよね
耐久性が悪く、すぐにヘタッてしまうと腰部への負担が大きくなり、腰痛の原因の一つになります
特に朝起きた時に腰痛を感じるようになったという方はマットレスの寿命が来ている可能性があります
ただ寝るだけと言う考えの方であれば十分かもしれませんが、腰痛解消の為にマットレスを購入した方にとっては値段でマットレスを選ぶと安物買いの銭失い&腰痛悪化の原因になってしまいます
もちろん、高ければいいと言うわけではありませんが、耐久性がしっかりあるマットレスを購入する事が腰痛解消マットレス選びの一つの条件である事は間違いありませんね
では、マットレスの耐久性を見る為にはどうしたらいいのでしょうか?自分の目で耐久年数を確かめる為に見るポイントをまとめてみました
※特に高反発マットレスの素材で最も多いウレタンの場合の耐久性の話です※
購入前にチェック!マットレスの耐久性を調べるポイントまとめ
すぐに寿命がきてしまうマットレスを交わされない為にチェックしておきたいポイントは3つ
密度をチェックする
腰痛解消の為の高反発マットレスの多くはウレタン素材を使用しています
ウレタンは耐久性、反発力、通気性などが良く多くのブランドで使用されていますよね
メーカー独自の名前を使用していても素材自体はウレタンと言う事もあります(テンピュールなんかがそうです)
ただ、【ウレタンマットレス】と一言に言っても品質にはかなり差があり全てのウレタンマットレスの耐久性が高いワケではありません
では、何が重要なのかと言うと最も重要なのはウレタン素材の密度
ウレタンフォームは密度が高ければ高いほど体をしっかり支える事が出来、ヘタリにくくなり、密度が低い物だとヘタリやすく耐久性が低くなります
ウレタンと一言で言ってもメーカーが独自に開発したもの、NASAが使用していたウレタン、混ぜ物をした粗悪なものなどたくさんあります
それらを同じ大きさで切り出した時に密度によって重さが異なります(密度が高いほど重い)
密度の高さを一目で知るためには1m四方の立方体当たりの重量で知る事が出来、㎏/m3(またはD)で表されます
まず、密度を知るためには
- 品質表示タグを確認する
- メーカーの販売ページを見る
- 実際に問い合わせをする
の3点で知る事が出来ます
問い合わせても『分からない』と答える業者もありますが、そういった商品は購入しないのが無難ですね
密度による品質の高さはメーカーの数値、店舗での話、実体験などを踏まえると
- 20㎏/m3(またはD)以下はいわゆる激安系のマットレスで数か月でヘタる事が多い※5000円前後から購入可
- 20~25㎏/m3(またはD)はまぁまぁの数値だが、持って2~3年程度※10,000円~20,000円程度
- 25~30㎏/m3(またはD)は多くの有名ブランドで標準としている数値で厚みやメンテンスによっては10年持つこともあります※30,000円~50,000円程度
と言う基準になってきます
厚みは最低でも8㎝前後、男性の方は10㎝前後以上が理想的
マットレスの厚みは体圧分散に関わっているだけでなく、耐久性にも影響が出ます
薄いマットレスだとヘタるとすぐに底付き感が出てしまい、腰部に負担をかけてしまい腰痛悪化の原因にもなります
一枚物の場合特にですが、最低でも8㎝ほどは厚みがあるマットレスを選ぶようにしましょう
体重が重めの方や男性の場合は10㎝前後以上あると底付き感がないのでお勧めです
反発力(ニュートン:N)と耐久性について
高反発マットレスの相性を定めるときにニュートン値と呼ばれる反発力を見る方は多いと思います
『ニュートン値が高いから硬くてヘタりにくい』と考えるのは間違いです、実はニュートン値と耐久性はほとんど関係ないんです
ニュートン値はあくまで反発力を表す数値で原料の配合によって硬さはコントロール出来ます
つまり、ニュートン値が高くてしっかり反発力があってもすぐにヘタってしまうマットレスはあります
『高反発マットレスは低反発マットレスに比べてヘタリにくい』と言った説明を聞く事もありますが、それは低反発だからと言うわけではなくそのもの自体の品質が悪いからにほかなりません
メーカー、販売店両方に問い合わせる
ウレタン以外の素材やウレタンマットレスでも密度の記載がない場合は多くの方が店員さんなどに聞いたり、ネット上で口コミを探す方が多いと思います
私は必ずメーカーと販売代理店両方に問い合わせるようにしています
耐久年数は最低どれくらいですか?と聞くだけなのですが、意外と担当者によって答えは変わります
特にメーカーと販売店ではスタンスが違う場合もありますので、両方に問い合わせて平均値を出すようにしましょう
『しっかり手入れをすれば〇年持ちます』
みたいな答えが良くあるのですが、手入れの基準が分かりにくいので最低どれ位もつのか?と言う形で聞くようにしましょう
後、参考になるのはメーカーの保証制度です
保証制度は耐久年数の最低ラインで考えられている事が多いので一つの指標になります
寿命の長いマットレスを選ぶことでコスパも良くなり、腰への負担も少なくなります
腰痛持ちの方は特に耐久性の高いマットレス選びが重要
上記の3つの点は最低でも購入前にチェックしておき長く愛用できるマットレスを使用しましょう♪
寿命が長いとされるマットレスでも、手入れによって耐久年数が落ちる事もありますので適度に手入れするのがお勧めです
私が愛用しているモットンは耐久年数も10年と長く、実際に4年ほど愛用していますが、全くヘタらず寝心地も変わりません